夫婦でボードゲーム

夫婦でボードゲーム

ボードゲームにハマった夫に付き合ううち、嫁が積極的にボドゲ購入するように。ボドゲ初心者から、ようやく中級者になってきた日常を、2人で遊んで楽しいボードゲームを中心にまったり綴ります。(時々、映画・ドラマの感想など)

アナと雪の女王 2014年6月6日の日記~お引越し~

※他のブログから引っ越してきました。
古い文章ですが、掲載します。
 
アナ雪で面白いと思ったのは、かつてなくYouTubeで映像が公開されていること。
まだ映画館で上映している最中でも、ネタバレになるような映像がたくさんアップされていました。
ディズニーは元々、権利関係にたいへんうるさい会社なので、今までなら即非公開にしていたと思うのですが・・・
禁止、禁止!と取り締まるよりは、YouTubeなどで自然発生的に増え続ける関連動画の閲覧件数を上げた方が、良い宣伝になるのでしょうね。

さてさて、大量のアナ雪動画の中で、興味深いのが「多言語」。
ディズニーのすごさを思い知らされるのが、その公開国の多さ。
これによると、少なくともリストにある国+本国アメリカ=54カ国で公開されています。↓
http://boxofficemojo.com/movies/?page=intl&id=frozen2013.htm


しかも、国によっては地方ごとに吹き替えを変えているので、一カ国で複数のバージョンを持っている場合もありますダッシュ
一体、トータルでどれだけの吹き替えバージョンがあるんだろう・・・。

「Let It Go」で多言語のわかりやすい動画があります。
YouTubeのディズニー公式ページで公開されている「25カ国バージョン」(25カ国の歌姫がワンフレーズずつ歌っているものを1曲につなげた映像)がそれ。

言語が違うと、エルサの性格まで違って見えるのが面白い。
日本のエルサは、ちょっと控えめで他人に気を遣っている部分が残っているけれど、アメリカのエルサはもっと自分を大切にしようという強い意志を感じます。

「Let It Go」の台湾語、北京語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ノルウェー語など、字幕がフルでつく映像を見比べると、どのように訳されているか見ることができます。
同じ歌なのに、ニュアンスがずいぶん違っていてビックリ。

お国柄が見て取れます。自立を尊ぶのか、融和を優先するのか・・・
翻訳の手法も違います。できるだけ英語の直訳にするのか、意訳で自国民の心情に合った味付けを加えるのか。

日本語でずいぶんと意訳になってしまって、本来の歌詞に比べて意味が落ちている部分がありますが、これは日本語バージョンが「キャラクターの口の動きに合わせること」を重視したからです。

なぜ口の動きに合わせたのか?
まったく口の動きを無視して、口が閉じた後もしゃべっている言語もあるのに・・・。

日本では、アニメ文化が発達していて、アニメキャラクターの口の動きに合わせて声優さんがしゃべることに、みんな慣れているからではないか?と思います。
口が閉じているのにまだしゃべっている状態に、我慢できないほどの違和感を感じる。
それくらい日本人は「アニメという文法」に慣れている。
そして、口の動きにピッタリ合わせる技術を持った日本の声優さんは質が高いな~と思います。

神田沙也加さんは声優が本職ではありませんが、きちんと声優学校に通ってトレーニングした経験があるそうで、やっぱりそこら辺の話題だけでキャスティングされた芸能人とは違う実力がありました!
神田さんをアナにキャスティングした方は慧眼でしたね。